外科

診療案内

大阪病院は結核予防会の経営する病院ですが、結核患者さまだけを内科的に治療しているわけではありません。外科では年間120~170例の手術を行っています。手術の対象疾患は一般の病院と同様に、呼吸器疾患(肺癌・気胸・縦隔腫瘍など)消化器疾患(胃癌・大腸癌・胆石など)のほか、甲状腺疾患・乳癌・虫垂炎・ヘルニア・痔疾患など幅広い疾患を扱っています。外来では生活の QOL を低下させない癌に対する外来化学療法も積極的に行っています。また日中と火曜・木曜の夜間は救急疾患(外傷など)に対応していますので、いつでも受診してください。

呼吸器外科

大阪府下に呼吸器外科の専門病院として日本呼吸器外科学会から関連施設として認定されています。本院では年間40数例手術を行っていますが、約半数が肺癌となっています。私達の施設では肺癌 IA 期の5年生存率は95%となっています。また近年、患者さまへの侵襲を軽減した胸腔鏡手術が多くの施設で行われていますが、本院でも適応疾患と思われる症例では積極的に行うようにしています。

消化器外科

日本外科学会の関連施設となっており、胃癌・大腸癌などの手術を行っています。本院では患者さまの負担を軽減するためガイドラインに沿って早期の食道癌・胃癌・大腸癌に対して開腹手術ではない内視鏡による切除術(粘膜切除術(EMR))や大腸ポリープに対する切除術(ポリペクトミー)を積極的に行っており、ポリペクトミーは年間200例を超えています。また胆石に対して腹腔鏡下胆嚢摘出術を標準術式としています。そのほかソケイへルニア(脱腸)にmesh & plug法や経口摂取ができない方に対して内視鏡的胃瘻造設術(PEG)などほとんどの手術ができるようにしています。新しい創傷治癒概念を取り入れて外傷などに対して傷(キズ)が残りにくい方法にも対応しています。

肛門科

当院外科では、痔などの肛門科疾患の治療も行っております。当院では、切らない痔の手術(硬化療法)を行っておりますので、ぜひご相談ください。

切らない痔の手術(硬化療法)の詳細は、こちらをご覧ください。

ジオン(痔核硬化療法)の症例数

平成22年9月より開始。22年 5例、23年 26例、24年 24例。
再手術に至ったのは4例。
痔核が収縮しきれなかったのが2例(1例は再度硬化療法、1例は結紮切除術)
副痔核の悪化が1例(再度硬化療法施行)
術後出血が1例(結紮止血術施行)

発生した合併症

手術直後の気分不良、熱感、下半身の倦怠感など
(1週間後の外来受診時には、ほぼ全例が消失していた)
手術より数週間経過後の肛門周囲の違和感、狭窄感など
(違和感は、ほぼ全例で1ヶ月以内に消失。狭窄感も投与量が多かった症例に発症したが、炎症が軽快し、硬化部分の軟化により消失した)


各種治療の相談、セカンドオピニオンにも積極的に対応するようにしています。

医師紹介

相良 憲幸
顧問
昭和50年 鹿児島大学卒業
日本外科学会指導医
日本胸部外科学会認定医
麻酔科標榜医
呼吸器外科の手術を主に行っていますが、肺がん進行例に対するレーザー治療・ステント治療・化学療法も行っています。
また、痔疾患の治療も積極的に行っています。
患者さまに十分納得して頂いた上での治療を心掛けています。
中根 茂
外科部長兼呼吸器外科科長
日本外科学会認定医
日本外科学会専門医
日本呼吸器外科専門医
中嶋 章浩
外科医師
冨士原 知史
外科医師
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